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税務バトルから学ぶ 審判所の視点 ザ・ジャッジ

2022/01/24

申告漏れは故意か失念か? 仕事が多忙の中で行われた死亡保険金の請求手続

 被相続人は生前、自らを契約者および被保険者として、長男(請求人)と二男のHを受取人とする生命保険契約をG社と締結していた。平成29年12月に被相続人が死亡。相続人は請求人とHの2人だった。  平成30年1月、請求…

2021/11/11

列車の騒音による土地の利用価値をめぐりバトル

 平成27年2月、請求人は相続により土地を取得し、法定申告期限内に相続税の申告書を提出した。平成30年12月、請求人は相続した土地が広大地に該当すること、また、騒音測定をしたところ、D鉄道H線の列車走行により約80デシベ…

2021/06/15

通謀して虚偽の請求書発行? 修繕費を計上した日付が・・・

 請求人は不動産売買業などを営む法人。請求人が所有する賃貸用の集合住宅に雨漏りが発生し、請求人の代表者Aは、その修繕工事の代金の見積もりをH社に依頼。工事代金を税込3,217,860円とする平成30年1月13日付の見積書…

2021/06/04

相続放棄の申述は有効か? 滞納国税の納付義務の承継をめぐりバトル

 請求人は平成31年1月に死亡したAの配偶者。Aは、G社の代表取締役を務め、平成28年頃からH社の顧問として同社から顧問料の支払いを受けていた。  平成21年、AはG社の滞納国税の保証人となり、G社は換価の猶予を受…

2021/03/29

不動産所得に必要な経費か?請求人の費用で土地賃借人の建物撤去

 不動産貸付業を営む個人事業者(子と母)の請求人らは、月額378,500円で土地をAに賃貸し、Aはその土地上に各建物を所有し、一部を5名の賃借人にそれぞれ賃貸していた。  平成2 4年1 0月にAが死亡し、法定相続…

2021/03/19

父親からの資金移動は贈与? 金銭消費貸借契約の締結は認められないが・・・

 請求人は、父Aが営む「D医院」の青色事業専従者で、F信用金庫K支店に請求人名義の普通預金口座を有しており、請求人の父Aは、F信用金庫〇〇部に自分名義の普通預金口座を有していた。  平成23年12月、請求人は父Aか…

2020/10/27

お尋ね文書に虚偽の記載 重加算税の判断材料となるか!?

 請求人の父は平成28年11月に死亡し、その相続が開始した。相続人は、父の子である請求人と姉の2人。  原処分庁は、平成29年5月1 0日付で、請求人に対し、「相続税の申告等についての御案内」と題する文書および「相…

2020/01/17

決裁方法を変更した理由は? 小切手に変えた後に計上漏れ

 請求人は、紳士服や婦人服などの企画等を目的とする法人。請求人の取締役はA(以下、A代表)のみで、従業員はA代表の妻(以下、妻B)のみだった。  請求人が保管している平成26年10月8日付のF社宛の納品書(控)には…

2019/11/01

過少申告は意図的? 関与税理士に相続財産の共済契約などを伝えず

 請求人の義母Fは生前、G農業協同組合との間で、自らを共済契約者および被共済者とし、各建物更生共済契約を締結していたほか、G農協において普通貯金1口座、定期貯金12口座と出資金を有していた。  平成27年2月にFが…

2019/07/19

被相続人の建物を収去し土地を返した相続人の債務控除は?

 平成23年5月に被相続人Aが死亡、その相続人である妻と子らが今回の請求人だ。昭和61年3月、Aは地主Bが所有する土地について賃貸借契約を締結、そこに5階建ての店舗および共同住宅を新築した。  平成18年12月分か…

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