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法人税の申告所得金額が過去最高 黒字申告割合は32.1%

2016/10/07

 国税庁はこのほど、「平成27事務年度 法人税等の申告(課税)事績」を公表した。これは、平成27年4月1日から平成28年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について、平成28年7月末までに申告があったものを集計している。

 それによると、平成27年度における法人税の申告件数は282万5千件(前年対比1.1%増)。その申告所得金額の総額は61兆5361億円(同5.3%増)で、6年連続の増加となり過去最高となった。申告税額の総額は、11兆3844億円(同1.9%増)。

 黒字申告件数は90万7千件(同5.9%増)で、黒字申告割合は前年度から1.5ポイント上昇の32.1%となり、5年連続の増加となった。黒字申告1件あたりの所得金額は6785万円(同0.6%減)。一方、申告欠損金額は13兆7118億円(同5.1%減)、赤字申告1件あたりの欠損金額は715万円(同4.1%減)だった。

 連結法人の法人税の申告件数を見ると、平成27年度は1607件(同5.2%増)。黒字申告件数は976件(同8.0%増)で、黒字申告割合は1.5ポイント上昇の60.7%。申告所得金額は10兆3341億円(同3.4%減)、申告欠損金額は2兆562億円(同23.4%増)となり、赤字申告1件当たりの欠損金額は32億5900万円(同22.0%増)となっている。

 なお、連結法人数は、平成28年6月末現在で1万3675法人(同2.8%増)。このうち、親法人が1698法人(同4.1%増)、子法人は1万1977法人(同2.6%増)だった。

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