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都税のクレジットカード納付サイト 67万件超の情報流出のおそれ

2017/03/28

 東京都は3月10日、都税のクレジットカード納付を行うために、受託事業者が運営している「都税クレジットカードお支払サイト」について、外部からの不正アクセスにより、クレジットカード情報とメールアドレスが流出したおそれがあると発表した。

 流出の可能性がある情報は、平成27年4月1日から平成29年3月9日23時53分までの同サイト利用者で、クレジットカード情報(カード番号、カード・ブランド、有効期限)の合計67万6290件、うち61万4629件はメールアドレスを含んでいる。

 「都税クレジットカードお支払サイト」については、トヨタファイナンス㈱が都の指定代理納付者で、そこからGMOペイメントゲートウェイ㈱に再委託しており、今回、第三者による不正アクセスが確認されたのは、GMOペイメントゲートウェイ㈱のサイトだ。

 東京都によると、3月9日にIPA独立行政法人情報処理推進機構からソフトウェアの脆弱性に関する注意喚起を受け、指定代理納付者であるトヨタファイナンス㈱において影響調査を開始。3月10日、同社から不正アクセスおよび情報流出の可能性について都に報告があった。

 平成29年3月10日11時15分以降、「都税クレジットカードお支払サイト」は利用が停止されている。

 なお、トヨタファイナンス㈱では、同社ホームページ上にて「当社が収納代行業者と指定されております国税及び他の自治体のサイトのご利用中のサービスにつきましては、現時点では同様の問題が発生していないことを確認しております」と報告している。

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