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28年度の法人税の申告所得金額 過去最高63兆4749億円

2017/10/26

 平成28年度における法人税の申告件数は286万1千件。その申告所得金額は63兆4749億円で、前年度に比べ1兆9388億円(3.2%)の増加となり、過去最高となったことが国税庁の発表で明らかになった。申告所得金額は、平成21年度に前年度を下回ったが、その後は平成28年度まで7年連続で増加している。

 平成28年度の申告税額の総額は11兆2372億円。申告所得金額は過去最高を記録したが、申告税額については前年度から1.3%減少となった。

 黒字申告件数は95万件(前年対比4.8%増)で、このうち黒字申告割合は33.2%と、前年度よりも1.1ポイントの上昇。これで6年連続の上昇だ。

 なお、平成29年6月30日現在における連結法人数は1万4456法人(同5.7%増)。このうち親法人数は1775法人(同4.5%増)、子法人数は1万2681件(同5.9%増)だった。

 平成28年度の連結納税の状況としては、申告件数が1681件(同4.6%増)で、黒字申告件数は1063件(同8.9%増)。黒字申告割合は63.2%となり、前年度を2.5ポイント上回った。申告所得金額は10兆9602億円(同6.1%増)。申告欠損金額は1兆3234億円で、前年度の2兆562億円と比べ7328億円の減少となった。

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