Vol.52 ウェアのリハーサル
2018/10/26
今週のテーマは『ウェアのリハーサル』としました。10月、マラソンシーズンとなり、各地で大会が続いていきますが、今回はレース中に使用するウェアについて、考えてもらえればと思います。
＜まずは必須のシューズ、ソックス＞
大会を迎える上で、まず意識するものはシューズですね。シューズ選びについては別途お伝えしたいと思いますので、今回はレースを迎えるにあたり注意すべき点についてです。
当然ではありますが、使い古して、ソールがすり減っているものはＮＧです。パフォーマンスが低下するだけでなく、バランスの悪い走りに繋がり、故障の原因となります。
他方で、新品をおろして使用することも控えましょう。新品はまだ自分の足に『馴染んで』いないため、マメや靴擦れを起こす可能性が高くなります。新品を使う場合は、レース前に２～３回履いて慣らしておきます。その際、ぜひレースで使うソックスも履いて、ソックスとシューズの相性も確かめてほしいと思います。
気持ちやファッションの問題にもなりますが、やはりシューズには極力同じメーカーのソックスを合わせた方がいいのかもしれません。また、最近はソックス専門の会社も増えており、品質にこだわったソックスも多いものです。
ソックス次第でマメや靴擦れの予防にもなりますので、シューズと一体で考えてほしいと思います。
＜気にしておきたいウェア、小物類＞
必ず着用するシャツとパンツですが、まず当日の気候も含めて考えておきましょう。サポート機能があるロングタイツ等を履く方でも、秋の時期では暑くて余計にエネルギーを消耗してしまいます。
トップ選手のようにランパン・ランシャツ姿の人は少ないかと思いますが、同じＴシャツでもノースリーブや長袖もありますし、重さにも差があります。
当日の気候に合わせて、ぜひ走りやすい服装を選んでいただければと思います。
そして、ぜひ試しておきたいのが小物類です。
寒くなる時期、利用したいのがアームウォーマーや手袋。手袋１つでシャツ１枚分くらいの暖かさがあると言われており、手袋やアームウォーマーは上着と違って着脱が容易です。ぜひご活用いただければと思います。
ランニング用のポーチを利用する方は、ぜひ事前に着用して走ったときの感覚を確かめてください。大きく上下して走りに影響を及ぼす場合もあれば、ほとんど気にならないレベルのものもあります。
最近はマルチポケットパンツもありますし、パンツにゴムがついてスマホなど上下動なく収納できるパンツもあります。（レースではないですが、私も練習時に使う場合があります）
ウェア１つでレースの結果を左右する場合もありますので、ぜひ事前にリハーサルをして本番を迎えてほしいと思います。
