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スキルアップ税務

2024/03/19

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㉒

1)  間接事実による課税要件事実の推認は常にその推認が覆される可能性があるとすると、課税要件事実につき、原則として立証責任(訴訟において、事実があるかどうか認定できない場合、いずれか一方の当事者が負う不利益又は負担の…

2024/02/15

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㉑

1)  税務調査等に対応するためのエビデンスとは、外部によって作成された外部証拠資料と、本人が作成に関わった(法人の場合、当該法人が主に作成に関わった)内部証拠資料とに大別されます。そして、証拠資料は、一般的に内部証拠…

2024/02/05

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑳

2) 法人税法上は、有利発行に係る有名な下記の事案、スリーエス事件(東地平成12年11月30日判決)、相互タクシー増資高額払込事件(福井地裁平成13年1月17日判決)の理解は必須です。租税回避認定されれば、当該有利発行…

2024/01/19

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑲

(3)不動産賃貸料  不動産を移転(売却、事業譲渡、現物出資、分割型分割、分社型分割、株式交換、現物分配等々移転の手法は多岐にわたります。)、不動産所有者が不動産の現実利用者に貸付、賃料収入を獲得するものです。 …

2023/12/27

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑱

2) (1)経営指導料 ・契約書 ・役務提供の対価の算定→複数の〇〇コンサルタントの見積りが必要です。 ・経営会議議事録等のエビデンス→複数の〇〇コンサルタントの成果物サンプルが必要。仮に当該法人で過去に依頼した…

2023/12/13

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑯

1)  中小企業の場合、当該関連法人間の利益移転は手法が定型化しています。それについてのエビデンスを検証していきます。  兄弟会社間でもよいのですが、親子会社間のほうが典型的でわかりやすいため、親子会社間の場合に…

2023/11/16

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑮

Q.形式的貸倒損失のエビデンスについて教えてください。 A.実務上は計上時期の期ズレに係る当局指摘のほうが多いです。そのため、早い段階での形式貸倒れをするか否かの確認が必要となります。本書の性格から期ズレの論点は触…

2023/10/23

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑭

2) 重要情報2 〇貸倒損失/元代表者に対する貸付金等の回収可能性/代位弁済の成否 東京地方裁判所平成24年(行ウ)第811号更正及び加算税賦課決定取消請求事件 平成25年10月3日判決Z263-12301 …

2023/10/06

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑬

1)  事実上の貸倒れの立証は当初申告においても納税者側にあり、疎明力ある証拠資料の保全は必須です。実務では証拠が豊富にあったとしても事実認定に着地することがほとんどなため、証拠保全をするなら、徹底的に行う必要がありま…

2023/09/20

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑫

2) 同族法人間での金銭消費貸借契約も上記と同様です。疎明力を高めるため元本返済、利息の授受について通帳間で行うことを徹底します。同族法人間での合理的な再建計画に基づく無利息貸付の場合、子法人がいかなる事業計画(将来キ…

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