Vol.21 身体のケア②
2017/10/04
今日のテーマは前回に引き続き『身体のケア』。今回は足首周り、足底やすねのあたりのケアについてです。
ランニング中は体重の何倍もの衝撃が掛かると言われますが、その衝撃を第一に受けるのが足底部分。踵や足首、アキレス腱や足底に痛みが出るという人も少なくありません。逆に足首周りが柔らかく良い状態になると、接地がきれいになり、重心移動がスムーズになり、膝や腰など他の全ての違和感などがよくなることもあります。
足首周りのケアは、ぜひ毎日、積極的に心掛けてほしいと思います。
<しっかりケアすべきところ>
①足底
足底が痛い=炎症が起こっている場合を除き、積極的にほぐしてほしい場所です。基本はお風呂上りや寝る前のリラックスタイム等に親指を使ってほぐすこと。土踏まずのアーチを持ち上げるように押すなど、まんべんなくほぐしてほしいと思います。
(具体的なイメージはこちらに近いです↓↓)※外部サイトのページ
https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/running-style20151207-411875/
また、100円ショップで買えるような青竹踏みも、適宜使うと効果的です。手でマッサージするより楽なのも魅力ですね。
②すねや足の甲
筋肉の量は少ないですが、ここが固いと足首がうまく使えずにブレーキを掛けてしまい、スピードの上がる走りができずに故障に繋がりやすくなります。上記リンク先の『2』『3』の部分で紹介されていますが、ぜひ積極的に、足の甲やすねのケアを行ってほしいと思います。
<注意しながら触ってほしいところ>
①ふくらはぎ
ふくらはぎは固さや張りも感じやすく、セルフケアでも触りやすいため、ケアをするときにまず意識されるポイントだと思います。適度なマッサージであればOKですが、強いマッサージを長時間すると、ふくらはぎの筋肉に上手に力が入らない感覚になり、走りに悪影響を及ぼすことも。更にふくらはぎと繋がるアキレス腱に負担が掛かり、ひどい場合はアキレス腱の故障にも繋がります。
全体的にほぐすのは軽めにして、左右のバランス等を確かめ、明らかに固くてほぐすべき場所をピンポイントでケアすることが大事です。
②アキレス腱の炎症やシンスプリント(すね内側の炎症)
例えばアキレス腱に痛みが出たり、シンスプリントと呼ばれるすねの炎症が起きたりしたときは、走るのをストップして炎症が治るのを待ちますが、ケアにより回復が早めることができます。
どの部位についても言えることですが、炎症が起きたとき、その炎症そのものは触る必要はありません。熱を持っている場合はアイシングを行いつつ、ケアをすべきはその周り。アキレス腱であれば、それに繋がるふくらはぎに嫌な固さはないか、足底が固まっていないか、自分で触って確かめましょう。そして固い場所を感じたら、意識的にマッサージして、炎症が軽減されていくか確認しながらケアをしていきましょう。