Vol.30 天気予報
2018/01/17
今日のテーマは『天気予報』。年が明けて寒さが厳しくなるこの時期、レースにおいても、また普段の練習においても、天気予報をチェックして走ることが気持ちよく快適に走るコツになります。ぜひご覧いただき、参考にしていただければと思います。
<天気予報で練習内容を柔軟に>
多くの市民ランナーにとっては、早朝か夜間の限られた時間に練習することが基本になるかと思います。問題となるのは、夜間に走るつもりが雨となったとき。試合前で練習をしたい、けど風邪を引いたら元も子もない…雨の時は色々と悩むものです。
そういった場合、天気予報をチェックしておけば、『夜は雨が降るので朝走ろう』と予めスケジュールを組むことが可能です。同様に、『水曜日に雨が降るから大事な練習は火曜日にシフトしよう』と日程を変えたり、『気温が下がるからスピードよりスタミナ系の練習をしよう』とメニューを変えたりするなど、柔軟に対応することで練習を快適に行うことができます。
<レースの時こそ天気予報を>
そして練習よりも気になるのがレース当日の天気予報。晴れか雨か、暑いか寒いかという情報をしっかりチェックすることはもちろん、風向きと風の強さについても、チェックしてほしいと思います。
気温が低くても風も無く日射しがあれば暖かく感じる場合もあり、また逆に気温が高くても、北風が強いときには熱を奪われて寒く感じます。風速1mにつき体感温度は1℃下がると言われていることからも、風によって着衣も検討します。
そして何より、風の強さは走るペースに大きく影響します。追い風は普段より速く走れる一方、向かい風が強いとペースは落ちてしまうもの。天気予報を確認して風向きと強さをコースマップに照らし合わせ、○kmから○kmまでは追い風だからペースは少し速めでもOK、逆に○km~○kmは向かい風なのでペースが落ちる、と計算してレースプランを組み立ててほしいと思います。
レースのタイムは、自分自身の体調もそうですが、コースの状況や気象コンディションに大きく左右されるものです。ネットでは1時間ごとの天気予報も分かるので、レース前日まで天気予報をチェックし、入念な準備をしてもらえたらと思います!