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マラソン塾

Vol.38 日射し対策

2018/04/06

 4月になって日々暖かくなる毎日、同時に日射しも強くなってきたように感じます。そこで今回のテーマは『日射し対策』。これからの時期、日射し対策をしっかりした上でランニングをしてもらえればと思います。

<ランニングの負荷≠日射しの疲労>
 まず前提として押さえておきたいのが、走力アップには『暑い中で頑張った』は、必ずしもよいとは限らないということです。

 北海道マラソン等、夏マラソンへの対策として敢えて暑い時間帯に走る人もいますが、ランニングの負荷と日射しや暑さによる疲労は別物。走力アップのためには、日射しや暑さを上手に避けながら、ランニングによる負荷をかけてもらえればと思います。

<走る時間帯とコースを選ぶ>
 言うまでもなく、晴れの日、日中の時間帯はランニングには向きません。走るのは早朝か夜がいいでしょう。夜は日射しがなく、気温も下がって走りやすい時間帯です。但し、路面から『むわっとした』熱気が昇ってくるため、夏場は『蒸し風呂』にいる感覚で走る場合もあります。しっかり水分を取り、脱水や熱中症に気を付けながら走る必要があるでしょう。

 早朝は日射しこそ多少ありますが、気温が最も低く、これからの時期はもっとも走りやすい時間帯といえます。太陽の位置も低いので、日陰を選んで走るといいでしょう。

 ランニングコース選びも、日射し対策として重要です。舗装路や全天候型トラックは日射しをさえぎるものが少ないことに加え、路面が熱を吸収し、『照り返し』が強くなります。


 一方、土や砂、芝生の上は『照り返し』も弱く、木々に覆われた環境なら日射しを避けることが可能です。身の回りにそのような環境が無いか、ぜひ探してほしいと思います。

<ウェアやアイテムで調整を>
 自分で行う練習では時間帯やコースを自由に選べても、大会や練習会等ではなかなか日射しや暑さを避けられないものです。そんなときは、ぜひウェアやアイテム選びで対策をしてほしいと思います。

 まず思いつくのが帽子やサングラスです。帽子はキャップもあれば、頭が蒸れないサンバイザーもあり、どちらかは備えておくといいでしょう。サングラスはおしゃれが目的でなく、紫外線から目を守るという重要な役割があります。紫外線による目の疲労は、パフォーマンスの低下にも繋がります。様々な目のトラブルを避けるためにも、サングラスの利用を考えてみるといいと思います。

 また、肌を守るためには、アームスリーブやレッグスリーブなどのウェアもあります。そしてやはり、重要なのは日焼け止めクリーム。日焼け止めで肌を保護することで、ランニング後の疲労感は大きく異なるでしょう。

 私自身、実は帽子やサングラス、アームスリーブ等は感覚的に合わないのであまり利用しませんが、日焼け止めはしっかり活用しています。暑さに強くなるためには、暑い環境に身を置いて走る必要はありません。むしろ、日射しによるダメージを避けながら、気持ちよく走れる工夫をして、これからの時期を過ごしてもらえればと思います。

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