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マラソン塾

番外編 100kmマラソン世界記録!

2018/07/13

 テレビや新聞等での報道は少ないようですが、去る6月24日(日)、サロマ湖100kmウルトラマラソンにて世界記録が誕生しました。更新したのは愛三工業所属の風見尚選手。その記録は6時間09分14秒で、従来の記録を4分以上も更新しました。

 私自身、ウルトラマラソンの経験がないところですが、今回はその100kmマラソンについてお伝えしたいと思います。

<日本人が強いウルトラマラソン>
 5000mや10000m、フルマラソンではケニアやエチオピアといったアフリカ系の選手が圧倒的な力を発揮していますが、ウルトラマラソンでは日本人が最有力。男女とも世界記録を有しており、2016年に開催された世界選手権でも日本人(山内英昭選手)が優勝しています。

 オリンピック種目ではないために知名度はないですが、100kmは国際陸連にも公認されている種目。陸上競技の世界では男子20km競歩(鈴木雄介選手)に加え、男女100km(風見尚選手、安部友恵選手)の世界記録を日本人が有しています。

<世界最高峰の大会となった2018年サロマ湖100km>
 さて、今年のサロマ湖100km、男子の部は史上最速の戦いとなりました。世界記録を大きく更新するペースで先頭集団は進み、フルマラソンの通過タイムは2時間33分36秒。50km地点は先頭が3時間01分40秒で通過します。

 50km地点では風見選手は先頭と25秒差、60km地点では約30秒差の後方にいましたが、70kmを過ぎて先頭に立つとそのまま独走。フルマラソンで30km以降に大きく差がつくように、終盤の70km以降で後続に10分以上の差をつけてゴールしました。

 優勝タイムの6時間09分14秒は、3分41秒/kmペースで100km走り続けた計算になります。10km毎のラップをみても、2位の選手でも39分、41分、43分と残り30kmでペースを落としていく中、風見選手は最後まで37分台のラップをキープする強さを見せました。

※風見選手の10km毎ラップ
36:42-36:25-36:15-36:22-36:19-36:52-37:46-37:27-37:09-37:55

 なお、本大会は2018年100kmマラソン世界選手権の日本代表選考大会となっており、対象となる4位の選手で6時間23分台、次点で逃した5位の選手は6時間28分台。2016年世界選手権の2位のタイムが6時間24分台、3位のタイムが6時間35分台であることをみると、世界大会でメダルを獲る以上に日本代表となることが難しいものでした。

<いつか私も>
 個人的にはフルマラソンでも十分長いと感じており、『ウルトラを走るとスピードが出なくなる』という話もあるのでまだ検討していません。しかしいつか、日本代表を目指して100kmを走ってみたいと思います!

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