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スキルアップ税務

2025/03/21

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊺

2)  なお、同判決は、債権の回収可能性は、財務内容だけで決定されるものではなく、その借入れを含む資金調達能力や信用力などにも大きく左右される旨判示し、結論において、当該会社が実質的に債務超過状態にあったとしても、事業…

2025/03/11

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊹

1) ロ 名古屋高裁平成17年6月10日判決(上記イの控訴審)  債権回収の可能性や程度の検討は、まず、(中略)債権の回収可能性に影響を及ぼしうる要因の存否を、評価時点までの客観的指標、特に、会計帳簿の記載や外形的に…

2025/02/28

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊸

2) (3) 評価通達205「その他その回収が不可能又は著しく困難であると見込まれるとき」の解釈  評価通達205の「その他その回収が不可能又は著しく困難であると見込まれるとき」とは、同通達205(1)ないし(3)の…

2025/02/26

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊷

1) (2) 本件債権が評価通達205に該当するか否かについて(争点2)  オーナー貸付金(会社決算報告書においては役員借入金等々)に関しては財産評価基本通達205項を参照してください。(貸付金債権等の元本価額の範囲…

2025/01/30

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊶

2) 重要情報1 調査に生かす判決情報 ~判決(判決速報№1476【相続税】)の紹介~ 平成30年9月27日 《ポイント》 裁判例を参照する際の留意事項 ~財産評価基本通達205「その他その回収が不可能又は著…

2025/01/28

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊵

1) 重要情報2 【贈与税の非課税財産】  被相続人が配偶者のために負担した有料老人ホームの入居金は、贈与税の非課税財産に該当しないから、当該入居金は相続開始前3年以内の贈与として相続税の課税価格に加算する必要があ…

2024/11/29

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊴

2) イ これを本件についてみるに、前提事実及び弁論の全趣旨によれば、①亡乙らは、本件老人ホームに入居した平成17年4月16日から本件相続の開始の日である平成18年12月9日までの約1年8か月の間、亡乙が入院のために外…

2024/11/26

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊳

1) (現行:質疑応答事例)  老人ホームへの入所により空家となっていた建物の敷地についての小規模宅地等の特例(平成26年1月1日以後に相続又は遺贈により取得する場合の取扱い) 【照会要旨】  被相続人は、介護保…

2024/10/30

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊲

2) 小規模宅地等特例における「居住の用に供されていた宅地」についてのエビデンス (要点)  小規模宅地等の特例における、居住の用に供されていた宅地等は、2か所でも認められるとされた事例本件における納税者(原告・被…

2024/10/22

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊱

1)  なお、遺言の解釈は、遺言書に記載された文言をどう解するかの問題であり、その意味で、遺言書を離れて遺言者の真意を探求することは許されないものとされます。  最高裁昭和58年3月18日第二小法廷判決によると、「遺…

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