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スキルアップ税務

2023/10/23

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑭

2) 重要情報2 〇貸倒損失/元代表者に対する貸付金等の回収可能性/代位弁済の成否 東京地方裁判所平成24年(行ウ)第811号更正及び加算税賦課決定取消請求事件 平成25年10月3日判決Z263-12301 …

2023/10/06

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑬

1)  事実上の貸倒れの立証は当初申告においても納税者側にあり、疎明力ある証拠資料の保全は必須です。実務では証拠が豊富にあったとしても事実認定に着地することがほとんどなため、証拠保全をするなら、徹底的に行う必要がありま…

2023/09/20

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑫

2) 同族法人間での金銭消費貸借契約も上記と同様です。疎明力を高めるため元本返済、利息の授受について通帳間で行うことを徹底します。同族法人間での合理的な再建計画に基づく無利息貸付の場合、子法人がいかなる事業計画(将来キ…

2023/09/08

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑪

1) 取締役会議事録 (中略) 【議案】 第1号議案 金銭消費貸借契約締結の件(多額の借財(借入)の件)★1 議長は○○○○○○○○○○○○○○○○○○○資金が必要であり、○○○○との間で下記及び別紙の条件…

2023/07/19

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑩

2)  所得税法では、「給与等」の支払をする者は、その支払の際、その給与等について所得税を徴収しなければならない(所得税法183条)、とあります。一方、「報酬」の場合は、限られたもののみが、源泉徴収の対象(所得税法20…

2023/07/03

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑨

1)  分掌変更に係る「法人の経営に従事」とは実質判断に着地します。したがって、証拠の保全には万全を期す必要があります。法人税基本通達9-2-32の具体的な留意点は多岐にわたります。原則として「下記のすべて」を満たした…

2023/06/15

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑧

2) 【取締役の報酬額を期中改定】 取締役会議事録 第○号議案 取締役の報酬額改定の件 議長は、改定理由そして、取締役報酬の月額を以下のとおり改定したい旨を諮ったところ、出席取締役全員の賛成を得たので原案どお…

2023/06/01

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑦

1)  役員給与、役員退職給与とも形式基準、実質基準で税務上適正額か否かの調査が行われます。「不相当に高額」という概念は典型的な不確定概念のため、「不相当に高額」という認定を避けるためのエビデンスとしての最適解や唯一解…

2023/05/16

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑥

1)役員借入金の相続税法上の時価  実態貸借対照表ベースで実質資産超過であっても一切減額評価はできません。勝手な減額については、原則として係争機関において納税者が敗訴します。端的には 1 )会社借入金の大部分が同族役…

2023/05/01

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑤

1)みなし贈与との関係  DESとみなし贈与についての論点です。DES により取得した株式は財産評価基本通達により評価(時価純資産価額方式により評価)します。それと出資金額(貸付金)とを比較し株式の評価額が出資金額(貸…

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