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令和元年度税理士試験の合格者は749人 受験者数3万人割り込む

2019/12/16

 国税庁はこのほど、令和元年度(第69回)税理士試験結果を公表した。合格者数は、前年度より77人多い749人(内、女性206人)だった。受験者数は前年度より1071人少ない2万9779人(内、女性7558人)と3万人を割り込んだ。税理士試験の受験者数は減少傾向にあり、平成26年度の受験者数4万1031人から5年間で1万1252人の減少となった。

 令和元年度試験の一部科目合格者は4639人(内:女性1295人)。合格者749人を合わせた合格率は18.1%で、前年度の15.3%から2.8ポイント上昇した。

 科目別に合格者数を見てみると、「簿記論」の合格者は2052人、合格率は前年度より2.6ポイント上昇の17.4%。「財務諸表論」の合格者は1753人、合格率は前年度から5.5ポイント上昇の18.9%だった。

 そのほか、「所得税法」は合格者212人(合格率12.8%)。「法人税法」は合格者627人(同14.7%)。「相続税法」は合格者338人(同11.7%)。「消費税法」は合格者884人( 同11.9%)となっている。最も合格率が高かったのは住民税の19.0%(合格者78人)。

 税理士試験の合格状況を年齢別に見てみると、41歳以上の合格者が268人(受験者数1万1318人)と最も多く、次いで31~35歳が158人(受験者数5360人)、36~40歳が148人(受験者数4997人)、26~30歳が112人(受験者数4398人)、25歳以下は63人(受験者数3706人)となった。

 なお、次回の第70回税理士試験は、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催されるため、開催期間中の受験生の宿泊先の確保等への支障を回避する観点から、試験会場が確保されることを前提として、2020年8月18日(火)から同年8月20日(木)の日程で実施することを予定している。合格発表は2020年12月18日を予定。

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