令和2年度のe―Tax利用件数は5003万件 前年対比18.4%増
2021/09/08
国税庁はこのほど、令和2年度におけるe-Taxの利用状況等を公表した。
それによると、所得税申告におけるe-Taxの利用率は64.3%(前年対比:4.4ポイント増)となった。そのほか、個人の消費税申告は77.1%(同6.7ポイント増)、法人税申告は88.4%(同1.3ポイント増)、法人の消費税申告は88.0%(同1.2ポイント増)となっている。
令和2年度のe-Tax利用件数は5003万4789件となり、前年度より18.4%の増加となった。税目別に見ると、所得税申告が1422万417件(同8.4%増)、個人の消費税申告が89万7514件(同11.4%増)、法人税申告が242万4547件(同2.3%増)、法人の消費税申告は174万9338件(同1.4%増)となった。
なお、e―Taxの利用満足度は67.5%で、前年度より6.7ポイント減少した。利用満足度の割合が減少した要因について、国税庁では、「コロナ禍で初めてe―Taxを利用した納税者が、手続きや操作に手間取ったことなどが影響していると考えられる」としている。