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令和4年度税理士試験合格者は620人 受験者数2年連続で増加

2022/12/07

 国税庁はこのほど、令和4年度(第72回)税理士試験結果を公表した。合格者数は前年度より35人少多い620人(内、女性187人)だった。受験者数は2万8853人(内、女性7761人)。

 税理士試験の受験者数は減少傾向にあり、平成27年度の3万8175人から5年間で1万1502人減少したが、令和3年度は前年度より受験者数が626人増加。そして、令和4年度は前年度より1554人増え、2年連続の増加となった。

 令和4年度試験の一部科目合格者は5006人(内:女性1504人)。合格者620人を合わせた合格率は19.5%で、前年度の18.8%から0.7ポイント上がった。

 科目別に合格者数を見てみると、「簿記論」の合格者は2965人、合格率は前年度より7.5ポイント上昇の23.0%となり、全科目の中で合格率が一番高かった。一方、「財務諸表論」の合格者は1502人で、合格率は前年度から9.1ポイントダウンの14.8%。

 そのほか、「所得税法」は合格者182人(合格率14.1%)。「法人税法」は合格者425人(同12.3%)。「相続税法」は合格者336人(同14.2%)。「消費税法」は合格者740人( 同11.4%)となっている。

 税理士試験の合格状況を年齢別に見てみると、41歳以上の合格者が274人(受験者数1万2888人)と最も多く、次いで31~35歳が114人(受験者数4581人)、36~40歳が112人(受験者数4407人)、26~30歳が82人(受験者数4131人)、25歳以下は38人(受験者数4929人)となった。

 なお、次回の第73回税理士試験は、令和5年8月8日(火)から同年8月10日(木)の日程で実施することを予定している(日程については今後変更する場合がある)。合格発表は令和5年11月30日(水)。

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