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平成28年度税理士試験の合格者は756人 一部科目合格者は4882人

2016/12/20

 国税庁はこのほど、平成28年度(第66回)税理士試験結果を公表した。それによると、今回の試験で税理士資格を取得したのは756人(内:女性192人)。前年度の835人より79人少なかった。

 受験申込者数4万4044人のうち、受験者数は3万5589人(内:女性8815人)。前年度の受験者数は3万8175人で4万人を割り込んだが、今年度はさらに2500人以上の減少となった。

 全科目における延受験者数は4万9245人。このうち一部科目合格者は4882人(内:女性1325人)。科目別に合格率を見てみると、「簿記論」が12.6%と前年度より6.2ポイント減少したほか、「財務諸表論」も15.3%と前年度より0.3ポイント減少した。

 そのほか、「所得税法」13.4%(前年度13.2%)、「法人税法」11.6%(同11.1%)、「相続税法」12.5%(同13.4%)、「消費税法」13.0%(同13.1%)となった。「法人税法」と同じく合格率11%台と難関だったのは「住民税」の11.7%。今回の試験で最も合格率が低かったのは「国税徴収法」の11.5%だった。

 税理士試験の合格状況を年齢別に見てみると、41歳以上(受験者数1万1489人)の合格者が最も多く279人。一部科目合格者は933人だった。36~40歳(受験者数6351人)は合格者150人、一部科目合格者808人。31~35歳(受験者数6918人)は合格者151人、一部科目合格者1033人。26~30歳(受験者数6380人)は合格者123人、一部科目合格者983人、25歳以下(受験者数4451人)は合格者53人、一部科目合格者1125人だった。

 次回の平成29年度(第67回)税理士試験は、平成29年8月8日~8月10日の3日間で行われ、同年12月下旬に合格者が発表される予定だ。

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