所得税調査の選定にAIを活用 追徴税額1431億円で過去最高
2026/01/05
国税庁はこのほど、令和6事務年度(令和6年7月~同7年6月)における所得税および消費税調査等の状況を公表した。

それによると、所得税の調査等の合計件数は73万6336件(前事務年度60万5077件)で、「実地調査」は4万6896件(同4万7528件)、「簡易な接触」は68万9440件(同55万7549件)だった。
このうち、申告漏れ等の非違があった件数は36万8727件(同31万1264件)で、実地調査は3万9178件、簡易な接触の件数は32万9549件(同27万1133件)。申告漏れ所得金額は9317億円(同9964億円)で、実地調査によるものが5815億円(同5516億円)、簡易な接触によるものは3502億円(同4448億円)だった。
選定にAIを活用するなど、効率的かつ的確に調査した結果、調査等による追徴税額(調査等の対象となったすべての年分の合計で加算税を含む)は1431億円(同1398億円)で過去最高となった。このうち、実地調査によるものは1132億円(同1066億円)、簡易な接触によるものは299億円(同332億円)となっている。
一方、消費税(個人事業者)の調査等を見ると、実地調査の件数は2万7928件(同2万6576件)、簡易な接触の件数は15万7282件(同9万3919件)となり、調査等の合計件数は18万5210件だった。そのうち申告漏れ等の非違があった件数は10万1323件(同7万7547件)。
実地調査と簡易な接触を合わせた調査等による追徴税額(調査等の対象となったすべての年分の合計で加算税を含む)は421億円(同423億)。実地調査によるものが355億円(同359億円)、簡易な接触によるものは65億円(同63億円)だった。実地調査による追徴税額を1件当たりでみると127万円(同135万円)となっている。