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民間平均給与は443万円 3年ぶり増加 

2022/10/03

 国税庁が公表した「令和3年分民間給与実態統計調査結果」によると、1年を通じて勤務した給与所得者数は前年より25万人増加の5270万人。平均給与は443万円で前年より10万2千円多く、3年ぶりに増加となった。

 男女別では、男性が545万円で前年より13万1千円の増加。女性は302万円で昨年より9万4千円増加した。

 1年を通じて勤務した給与所得者の平均賞与は、前年より2万円多い66万6千円。男女別では男性が85万5千円、女性が40万5千円だった。

 正社員、正社員以外の平均給与は、正社員が前年より12万7千円多い508万円、正社員以外は前年より21万4千円多い198万円となっている。

 業種別でみると、平均給与が最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の766万円で、「金融業、保険業」677万円、「情報通信業」611万円と続く。一方、最も低いのは「宿泊業、飲食サービス業」の260万円で、次いで「農林水産・鉱業」310万円、「サービス業」369万円となった。

 なお、1年を通じて勤務した給与所得者のうち、源泉徴収により所得税を納税している者は4513万人、その割合は85.6%だった。また、その税額は11兆6273億円で前年より9147億円の増加となった。

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