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税理士試験の受験手数料を引上げ 受験科目が1科目の場合は4000円

2018/03/16

 平成30年度税制改正大綱では、税理士資格に関する見直しが盛り込まれている。

 まず、税理士試験に係る受験手数料の引上げ。財務省の予算執行調査を見ると、税理士試験の試験実施経費の効率化を図るため、これまで試験会場の見直しなどが行われてきたが、受験手数料については、「税理士法第9条の『受験手数料は、実費を勘案して定める』に基づき改正の検討を行うべきである」との方向性が示されていた。ここ数年、税理士試験の受験者数は大幅に減少していることから、今回、受験手数料の見直しに踏み切ったことが考えられる。

 大綱によると、現行の受験手数料は、受験科目が1科目の場合3500円だが、これを4000円に引き上げる。受験科目が2科目以上の場合、1科目ごとに加算する額を現行の1000円から1500円に引き上げる。

 そのほかの改正として、税理士の欠格条項について、その範囲から成年被後見人等を除外するほか所要の整備が行われる。また、税理士の登録申請書に添付が必要とされる戸籍抄本について、試験申込時から登録までの間に氏名等の変更がある申請者を除き、提出を不要とすることが盛り込まれている。

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