日税グループは、税理士先生の情報収集をお手伝いします。日税ジャーナルオンライン

MENU

税務ニュースTaxation Business News

3年度税理士試験の合格者585人 受験者数は前年度から626人増加

2021/12/24

 国税庁はこのほど、令和3年度(第71回)税理士試験結果を公表した。合格者数は前年度より63人少ない585人(内、女性151人)だった。受験者数は2万7299人(内、女性7205人)。税理士試験の受験者数は減少傾向にあり、平成27年度の3万8175人から5年間で1万1502人減少したが、令和3年度は前年度より受験者数が626人増加した。

 令和2年度試験の一部科目合格者は4554人(内:女性1339人)。合格者585人を合わせた合格率は18.8%で、前年度の20.3%から1.5ポイント下がった。

 科目別に合格者数を見てみると、「簿記論」の合格者は1841人、合格率は前年度より6.1ポイントダウンの16.5%だった。一方、「財務諸表論」の合格者は2196人で、合格率は前年度から4.9ポイント上昇の23.9%。全科目の中で合格率が一番高かった。

 そのほか、「所得税法」は合格者170人(合格率12.6%)。「法人税法」は合格者453人(同12.8%)。「相続税法」は合格者325人(同12.8%)。「消費税法」は合格者726人( 同11.9%)となっている。

 税理士試験の合格状況を年齢別に見てみると、41歳以上の合格者が256人(受験者数1万289人)と最も多く、次いで36~40歳が116人(受験者数4334人)、31~35歳が98人(受験者数4506人)、26~30歳が74人(受験者数3890人)、25歳以下は41人(受験者数4280人)となった。

 なお、次回の第72回税理士試験は、令和4年8月2日(火)から同年8月4日(木)の日程で実施することを予定している(日程については今後変更する場合がある)。合格発表は令和4年11月30日(水)を予定。

PAGE TOP