4年分確定申告 所得金額46兆3千億円 申告納税額は3兆6800億円
2023/06/06
国税庁はこのほど、「令和4年分の確定申告状況等」を公表した。
それによると、令和4年分の所得税等の確定申告書を提出した人は2295万1千人(前年比0.4%増)。このうち申告納税額がある人は653万4千人(同0.5%減)、所得金額は46兆 3072億円(同0.1%増)、申告納税額は3兆6801億円(同2.9%減)。
確定申告書を提出した人のうち、土地等の譲渡所得(総合譲渡を含む)の申告者は55万2千人(同0.7%減)だった。そのうち所得金額がある人は37万2千人(同1.8%増)で、その所得金額は5兆4392億円(同12.1%増)となり、前年分からいずれも増加した。また、株式等の譲渡所得の申告者は108万3千人(同3.3%減)。そのうち所得金額がある人は48万9千人(同21.3%減)、所得金額は4兆630億円(同11.0%減)で、前年分と比較して所得金額がある人と所得金額が減少している。
個人事業者の消費税の申告件数は105万5千件(同7.1%減)で、平成24年分からほぼ横ばいで推移している。申告納税額は6277億円(同0.6%減)だった。
贈与税の申告書の提出者は49万7千人(同6.5%減)で、そのうち申告納税額がある人は37万9千人(同2.5%減)、申告納税額は3200億円(同3.8%減)となった。贈与税の課税方法として、暦年課税を適用した人は45万4千人(同6.9%減)、申告納税額は2693億円(同5.2%減)。相続時精算課税を適用した人は4万3千人(同1.6%減)、申告納税額は507億円(同4.2%増)となっている。