7月1日から収入印紙が変わる! 特殊発光インキなどで偽造防止
2018/06/07
国税庁はこのほど、収入印紙の形式を改正し、来月1日から適用を開始することを公表した。
形式を改正する券種は、現行の31 券種のうち19券種(200 円、300 円、400 円、500円、600 円、1,000 円、2,000 円、3,000 円、4,000 円、5,000 円、6,000 円、8,000 円、10,000 円、20,000 円、30,000 円、40,000 円、50,000 円、60,000 円、100,000 円)。
形式改正後は、券種ごとに偽造防止技術が施される。まず、すべての券種に特殊発光インキ(可視領域では無色だが、紫外線ランプの照射で発光するインキ)、マイクロ文字、着色繊維および透かし入用紙を使用。そのほか、次のような技術が施されている。
【200 円券】
パールインキ(見る角度でパール色の光沢模様が現れる技術)
イメージリプル(特殊レンズを重ねると、「200」の文字が現れる技術)
【300 円から600 円の券種】
メタメリックインキ(専用シートを重ねると、模様が消える技術)
【1,000 円以上の券種】
メタリックビュー(見る角度を変えると、複数の模様が現れる技術)
なお、改正前の収入印紙については、改正後の収入印紙の適用開始後も引き続き使用することが可能だ。