ご存じですか?保険で資産形成ができる『変額保険』
2024/12/09
皆さまは『変額保険』をご存じでしょうか?
「聞いたことはあるけど、よく知らないな…」
「生命保険や損害保険と何が違うんだろ・・・」
そんなふうに思われる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、「変額保険」についてご紹介したいと思います。
変額保険の大きな特徴は、死亡保障の保険に加入しながら資産運用ができることです!
保障と資産形成がセットになっているところが、生命保険や損害保険との大きな違いといえます。
変額保険では、保険料の一部を保険会社が株式や債券などで運用し、その実績に基づいて、契約者が受け取る死亡保険金や満期保険金、解約返戻金などが変動します。
「資産運用なんて知識もないし、大丈夫なのかな・・・」
株式や債券で運用する・・・そんなことを聞きますと、不安になりますよね。
でも、変額保険では、保険金の運用・管理は各保険会社の専門部門で行われますので、自身で証券口座を開設する必要も投資商品を売買する必要もありません。
変額保険は、保険会社ごとに保険料を積立金として「特別勘定」で運用し、契約者は自分のリスク許容に合ったものを選択します。「特別勘定」については、保険会社が運用レポートを定期的に発表していますので、それを参考にして決めるのがいいでしょう。
注意したいのは、株式や債券、投資信託などで運用するためリスクがあるということです。運用次第では、払込保険料の合計額を下回る可能性もあります。ただし、変額保険の死亡保障には契約時に最低保証が定められており、どんなに運用成績が悪化しても死亡保険金はその最低保証を下回ることはありません。
変額保険を長期間保有して、運用が上手くいった場合は、最低保証の死亡保障よりも大きな死亡保険金を受け取ることができますので、遺されたご家族により多くの資産を渡せる可能性があります。死亡保険金だけでなく、ご自身の資産形成として、支払った金額よりも大きな満期保険金や解約返戻金を受け取る可能性もあるわけです。
なお、有期保険の場合に満期の時に戻ってくる満期返戻金や、保険期間中の解約にともなう解約返戻金には最低保証はなく、運用状況はもちろん、早期解約や満期のタイミングによっては支払った保険料の合計額を下回り、元本割れの可能性もあります。こうしたリスクもしっかりと理解しておく必要があります。
変額保険は、過去には様々な問題もありましたが、現在では契約者保護の観点から法律や制度が大きく見直されており、保険の機能である「保障」と「資産形成」を求める人に再び注目が集まっています。
今話題のNISAやiDeCoとうまく組み合わせて、資産形成のひとつの手段として考えてみてはいかがでしょうか。
執筆/元保険営業担当U
運用によるリスクは個人の責任になりますので十分にご理解をされた上でご検討下さい。
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