Vol.45 雨のレース
2018/07/20
去る7月1日(日)、函館マラソン(フル)に出場してきました。結果は2時間31分18秒で第8位。これまで完走したレースのうちワースト3となる記録でしたが、レース前から風邪をこじらせていた状況を踏まえれば、納得ともいえる結果でした。
さて、今年の函館マラソンは雨の中でのレースでした。そこで今回は、私が実践したことを、良かった点・悪かった点も含めてご紹介できればと思います。
<天気予報を踏まえてポンチョを作成>
レースの1週間前くらいからは週間天気予報をマメにチェック。当日はくもりか少雨の予報だったので、雨対策としては最低限、帽子のみを用意して現地入りしました。
ところがレース前夜、最新の予報をみるとレース中は本降りの雨に。そこで急きょ、ポンチョを作成することにしました。
コンビニへ行って容量45Lのごみ袋を購入し、首と腕を通す部分を切り取ってポンチョを作成。当日はウォーミングアップ、スタートから5km地点まで着用し、5km給水地点のごみ箱で処分しました。
<手荷物は預けない>
今回、宿泊したホテルはスタート・ゴールの千代台陸上競技場から約1kmの距離。雨となると手荷物預けも混雑し、レース前の待機場所も限られます。
そこで今回は、宿泊先のホテルですべての準備を行い、レース用のウェアでスタート地点へ向かうことにしました。レース1時間前からウォーミングアップを行い、ユニフォーム姿でレース用のシューズに履き替え、「流し」をしながらスタート地点へ。
トイレ渋滞に巻き込まれることも無く、ポンチョ着用で体が冷えることもなかったので、いいコンディションでスタートすることができました。
<帽子の着用⇒取って失敗>
雨のなかで走る際は帽子の着用がオススメです。雨で頭から冷えることを防ぐとともに、視界に雨が入ることも防ぎ、走ることに集中できるからです。
今回のレース、スタート時は帽子を着用していましたが、間もなく雨が止んでいきました。雨が降らなければ、帽子により頭が蒸れて暑く感じるため、もったいないものの序盤の給水場所で廃棄。
しかしこれが完全にあだとなりました。15kmあたりから雨がまた降り始め、20km以降は予報通り本降りの雨に。ちょうど体がきつくなって集団から遅れたタイミングと重なり、雨で身体が冷える、集中力が切れる、で後半の失速へと繋がりました。
<雨のレースは体力がいる>
少し話は変わりますが、雨の場合、実は余計に体力を消耗します。ウェアが雨で重くなって体力を奪うことに加え、雨で体温が下がり、その体温を維持・上昇させることにエネルギーを要するからです。
私は今回、風邪のため、カーボローディングをすべき時期に食事がまともに喉を通らない状態でした。ただでさえ通常以上のエネルギーが必要となる雨のフルマラソン、風邪でエネルギー不足の私にとっては特に厳しく、30km以降は完全にエネルギー切れとなってしまいました。
<番外編 函館はいいところでした>
今回初めて函館を訪れましたが、空港から市街地=マラソンコースまでのアクセスもよく、また夜景や五稜郭などの観光スポットもあり、とてもいい大会&観光地だと感じました。
マラソンコースはアップダウンもあってきついのですが、マラソンはファンランと位置付け、観光をテーマに行けば素敵な遠征になる大会だと思います!