Vol.47 暑い時期は3000mを
2018/08/10
今回のテーマは『暑い時期は3000mを』。日税グループが税理士先生方とともに行う練習会でも行った3000mですが、そのときに感じたことも含めてご紹介させていただきます。
<長距離はつらい猛暑の7月>
今年はかつてないほど梅雨明けが早く、7月中旬からは記録的な猛暑が毎日続いている状況。日中はもちろん、早朝や夜もかなり蒸し暑くランニングには厳しい時期となっていますね。
夏の暑い時期をオフシーズンとすることや、トレランで脚作りをするというアプローチもありますが、スピード養成の時期とすることも代表的な1つのアプローチ。学生・社会人ランナーの多くが競技場で開催される5000mの記録会に出場し、自己ベストの更新を目指しています。
しかしながら、夜でも30℃を下回らないここ最近の気象コンディションを考えると、5000mでは距離的に少し長いのかもしれません。そこでオススメするのが、今回のテーマとする3000mです。
<ペース配分をしっかりと>
3000mは中学生では長距離のメインとなる距離で、全国大会などで一般的に行われている種目。オトナにとっては短く感じますが、ペース配分を誤ると、後半失速していい走りができなくなります。
ペースの目安としては、マラソンペースより30秒/kmほど速く、5000mと比べれば5秒/kmほど速く走ることが基本となります。
初めて3000mを走る時、最初の1000mが1番速くなり、徐々にペースを落としていく人が多いものですが、できるだけイーブンペースに近い走りを。むしろラストスパートを行う分、ラスト1000mを最も速く走ることができるといいでしょう。
<スピード養成だけでないメリット>
3000mを行うことはスピード養成を行う趣旨であることはもちろん、定期的にタイム計測を行うことでモチベーションを保つことも狙いです。また3000mのペース配分を上手く行うことが、5000m、ハーフ、フルと距離が長くなってもペース配分を上手くできる能力を養うことにも繋がります。
比較的涼しい環境(高くても気温25℃程度)なら、5km走でスピードチェックを推奨しますが、この暑さを考慮すれば、距離を少し落として3kmを中心にするといいのではないでしょうか。