Vol.65 コロナ禍の福岡国際マラソン
2021/04/22
少し時間が経ってしまいましたが、2020年末に開催された福岡国際マラソンのことを振り返り、お伝えしたいと思います。東京マラソンをはじめ、大規模マラソン大会が主流となりつつある中で、参加資格を2時間35分以内といった基準を定めて開催する伝統の福岡国際マラソン。2020年はコロナ禍で開催が危ぶまれながらも、定員を100人に絞っての開催が実現し、日税ビジネスサービス所属の松本・斎藤が出場しました。
<定員はぴったり100人以内となるように>
当初、参加基準タイムは2時間27分00秒以内と設定しながら、タイムで100人以内となるように選抜する方式に。日税の両名も出場できるか読めず、正式に出場が決まったのが10月下旬。斎藤は余裕がありましたが、松本は資格タイムが2時間20分30秒、足切りライン(2時間20分36秒まで出場でした)から10秒もなく、まさにギリギリの出場となりました。
現地では前日の受付でも体温チェックや消毒、マスクは必須で、参加者は前2週間の体調管理チェックリストの提出が義務付け。当日も写真の通り、ソーシャルディスタンスを守った控室となるなど、徹底した感染症対策のもとで開催されました。
<100人以内の独特なレース展開に>
肝心のレースといえば、実際の出走者が90人にも満たない特別なレースとなったことで、普段と異なるものとなりました。先頭集団はペースメーカーを筆頭に集団ができるいつもの流れですが、我々日税の両名が走るのは後続の集団です。その後続集団では、足切りラインが2時間20分30秒余りになったことで、目標はみな2時間15分~18分程度、全員が1つの集団で速いレース展開となりました。
松本・斎藤の両名ともハーフを1時間07分18秒で通過するも、ともに後半はペースを落とし、斎藤は2時間19分09秒、松本は35km以降ジョギングペースとなり2時間26分16秒でのゴールとなりました。
<失速の要因と次への活用>
失速の要因は複数思い当たるのですが、主に以下の通りと整理し、次に出場予定のびわ湖毎日マラソンへとつなげることとしました。
レース経験不足(フル・ハーフとも) ⇒ 実戦はその後も開催のない状況が続いたため、練習において実戦に近いフル・ハーフマラソン走を導入。フルマラソン練習(齋藤のみ、2時間24分)、ハーフマラソン練習(齋藤・松本ともに1時間06分)を行い、実戦の感覚を取り戻すように。
レースの時間帯の相違 ⇒ 両名とも日中は勤務の都合もあり、土日も含めて6時台~7時台の早朝に練習を実施中。福岡国際マラソンは午後スタートのため慣れない時間であったが、びわ湖毎日マラソンは午前スタートにつき、問題ないと判断。
走り込み不足 ⇒ 少しずつ走行距離を伸ばしていくとともに、従来30km走としていたものを35km走とするなど、一度に走る距離も増やすように。
その結果、びわ湖毎日マラソンではともに2時間17分台の記録を残すことができたと考えています。
※びわ湖毎日マラソンの詳細は、また後日掲載予定。
最後に、難しい社会環境のなかで開催してくださったこと、そしてその大会に出場できたことに対して感謝するとともに、2021年が最後の開催となる福岡国際マラソン、ぜひ出場したいと思います。