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スキルアップ税務

2025/06/17

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~51

 民法上の贈与と租税法上の贈与について基本的な理解についてです。  贈与について民法と租税法とで最も乖離が生じるのがみなし贈与(相法7、9)です。後述のように名義財産は相続税法(相続税、贈与税)において条文にないことか…

2025/06/13

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊿

 代償分割に伴う負債の利子払いと代償金の捻出に困難を伴っている背景、事情のエビデンスについてです。父の遺産について、相続人A・B間で遺産分割を行い、遺産のすべてをAが相続する代わりに、AはBに対して相続分に見合う現金を今…

2025/05/28

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊾

重要情報1 〇大阪地方裁判所平成16年(行ウ)第97号相続税決定処分等取消請求事件、平成16年(行ウ)第141号差押処分取消請求事件(棄却)(控訴)国側当事者・平成16年(行ウ)第97号につき茨木税務署長、平成16年(…

2025/05/14

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊽

(1)債務超過部分を債務控除の対象とするための要件  債務超過分部分は無限責任社員の連帯債務であり、債務控除の対象となるのは被相続人が負担することとなることが確実と認められる債務相当額であるということ、つまり、 ・①…

2025/04/24

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊼

(参照)印紙と契約書に係る諸論点  永井徳人・他『契約書に活かす税務のポイント―比べて分かる基本とスキーム選択・条文表現』中央経済社(2016/ 3/24)該当箇所を適宜参照しています。 〇契約金額変更    ・増…

2025/04/17

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊻

Q.オーナー(同族特殊関係者)と同族法人との間の金銭消費貸借契約に係るエビデンスについて教えてください。 A.実務ではそもそも作成をしていないケースが多いのですが、相続税申告や残余財産の分配、DES等々、その実在性につ…

2025/03/21

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊺

2)  なお、同判決は、債権の回収可能性は、財務内容だけで決定されるものではなく、その借入れを含む資金調達能力や信用力などにも大きく左右される旨判示し、結論において、当該会社が実質的に債務超過状態にあったとしても、事業…

2025/03/11

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊹

1) ロ 名古屋高裁平成17年6月10日判決(上記イの控訴審)  債権回収の可能性や程度の検討は、まず、(中略)債権の回収可能性に影響を及ぼしうる要因の存否を、評価時点までの客観的指標、特に、会計帳簿の記載や外形的に…

2025/02/28

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊸

2) (3) 評価通達205「その他その回収が不可能又は著しく困難であると見込まれるとき」の解釈  評価通達205の「その他その回収が不可能又は著しく困難であると見込まれるとき」とは、同通達205(1)ないし(3)の…

2025/02/26

社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~㊷

1) (2) 本件債権が評価通達205に該当するか否かについて(争点2)  オーナー貸付金(会社決算報告書においては役員借入金等々)に関しては財産評価基本通達205項を参照してください。(貸付金債権等の元本価額の範囲…

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