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民間給与7年ぶりのマイナス 令和元年分の実態統計調査

2020/10/05

 国税庁が公表した「令和元年分民間給与実態統計調査結果」によると、1年を通じて勤務した給与所得者数は5255万人(対前年比4.6%増)、平均給与は436万円(同1.0%減)で昨年より4万3千円少なく、7年ぶりにマイナスとなった。

 男女別では、男性が540万円で昨年より5万3千円減少。女性は296万円で昨年より2万4千円の増加となった。正規、非正規の平均給与は、正規が昨年より1千円マイナスの503万円、非正規は4万4千円少ない179万円だった。

 業種別でみると、最も高いのが「電気・ガス・熱供給・水道業」の824万円で、「金融業、保険業」627万円、「情報通信業」598万円と続く。一方、最も低いのは「宿泊業、飲食サービス業」の259万円で、次いで「農林水産・鉱業」296万円、「サービス業」359万円となった。

 なお、1年を通じて勤務した給与所得者5255万人のうち、年末調整を行った者は4460万人で、その割合は84.9%(同0.2%減)。また、その税額は10兆7737億円(同2.1%増)で、給与総額に占める税額の割合は5.04%(同0.06%減)だった。

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