e-Tax申告124万人と前年分から倍増 スマホ申告は36万6千人
2019/06/05
平成30 年分確定申告から国税庁の確定申告書等作成コーナーに新たな機能が追加された。ひとつは、マイナンバーカードの暗証番号を入力すればe-Tax で送信できる「マイナンバーカード方式」。もうひとつは、税務署で発⾏されるID・パスワードを入力すればe-Tax で送信できる「ID・パスワード方式によるe-Tax」だ。
利用者識別番号と暗証番号の入力が不要になるなど、納税者の利便性が向上。平成30年分確定申告において同コーナーを利用してe‐Taxで申告書を提出した人(税理士による代理送信を含む)は124万人。前年分の61万5千人から倍増した。
申告状況をみると、「マイナンバー方式」は47万3千人、「ID・パスワード方式」は63万9千人、「従来の方式」によるものが8万8千人だった。
また、給与1か所で年末調整済みの人が医療費控除やふるさと納税などの寄附金控除を受けるためのスマートフォン等専用画面を提供。平成30年分所得税等の確定申告においてスマートフォン等で申告書を作成・提出した人は36万6千人だった。
なお、令和2年1月からスマホ申告がさらに便利になる。給与が複数ある人や、公的年⾦などの雑所得がある人もスマートフォン等専用画面を利用して所得税等の確定申告書が作成できるほか、マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンを利用して所得税の確定申告書をe-Tax で送信することも可能となる。