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ふるさと納税の受入額 前年度から1.4倍の6725億円

2021/08/11

 総務省はこのほど、ふるさと納税に関する現況調査結果を公表した。

 それによると、令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月末)における全国の自治体のふるさと納税の受入件数は3488万7898件、受入額は前年度から約1850億円増加の約6725億円となり、いずれも過去最高となった。

 ふるさと納税は、各自治体による過度な返礼品競争を受けて、返礼割合を3割以下とし、返戻品は原則地場産品とするように見直されたこともあり、令和元年度は受入額が7年ぶりに減少したが、令和2年度はこれまで最高額だった平成30年度の約5127億円よりも大幅に増加している。

 都道府県別に受入額の多いところを見ると、1位は北海道の975億800万円(受入件数576万8000件)、2位は鹿児島県で398億2000万円(同226万4719件)、3位は宮崎県の365億4400万円(同176万2796件)となっている。

 なお、令和3年度課税における住民税控除額の実績等を見ると、令和3年度課税における控除額の実績は約4311億円となり、前年度から約1.2倍増加した。控除適用者数は約552万人だった。

 ふるさと納税に係る住民税控除額が最も多い都道府県は、東京都の1079億1500万円(控除適用者数111万6147人)。次いで、神奈川県の453億4200万円(同55万7015人)、大阪府の361億5200万円(同49万5776人)と続いている。市町村別で見ると、最も多いのが、神奈川県横浜市の176憶9500万円(同26万253人)、次に愛知県名古屋市が106億4900万円(同15万1052人)だった。

 ふるさと納税に関する現況調査結果はこちら

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