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令和2年度の再調査の請求 発生件数は前年比26.4%の減少

2021/07/09

 国税庁はこのほど、令和2年度における再調査の請求の概要を公表した。

 不服申立制度が平成28年4月1日から改正され、税務署長等への「異議申立て」が「再調査の請求」に改められたが、令和2年度における再調査の発生件数は、前年度の1359件より26.4%減少となる1000件だった。

 税目別にみると、申告所得税等が最も多く391件。次いで、消費税等が300件、法人税等が210件、相続税・贈与税が45件、源泉所得税等が22件だった(再調査の請求の発生件数は、税目・年分ごとにカウントしており、例えば、申告所得税および復興特別所得税について2年分の再調査の請求がされた場合は4件となる)。

 再調査の処理の件数は、前年度より514件減少の999件。処理件数のうち、納税者の主張が一部でも認められた件数は100件で、一部認容は96件、全部認容が4件となっている。全体における認容割合は10.0%だった。

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