国税庁の定員5万5903人に 東京局に情報システム監理官(仮称)新設
2018/12/28
国税庁はこのほど、平成31年度予算の概要(経費関係、機構・定員関係)を公表した。
それによると、平成31年度の国税庁関係の予算は、対前年度で32億6800万円増の7059億1500万円となり、同庁では、「経済取引の複雑化・国際化、ICT化の進展など、税務行政を取り巻く環境の変化に適切に対応し、適正・公平な賦課及び徴収等を実現するために必要な経費が措置された」としている。
一方、機構・定員関係を見ると、平成31年度末の定員は、増員1062人、定員合理化数等▲1053人、差引9人の純増で5万5903人となる。
国税庁の2019年度の機構については、まず、ICT化への対応として、東京局に情報システム監理官(仮称)、大阪局に事務管理第一課・二課(仮称)を新設。国際化への対応では、国際税務専門官(東京局に4名、沖縄事務所に1名)と査察国際専門官(広島局に1名)を増設する。
また、審理体制の充実として、審理専門官(大阪局に1名、税務署に8名)を増設。調査・徴収事務の複雑化等への対応では、徴収部次長(東京局に1名)、統括国税査察官(関信局に1名)、課長補佐(沖縄事務所に1名)、査察機動専門官(東京局に1名)、特別国税徴収官(税務署に13名)、特別国税調査官(税務署に1名)、特別調査情報官(税務署に1名)を増設する。