第1回 事業再構築補助金(緊急事態宣言特別枠)は2866者を採択
2021/06/17
中小企業庁は6月16日、「事業再構築補助金」(緊急事態宣言特別枠:第1回公募)の採択結果を公表した。
第1回公募は、令和3年3月26から同年5月7日(金曜日)まで行われ、応募のあった5181者のうち、申請要件を満たした4326者について審査を行った結果、2866者を採択した。
事業再構築補助金事務局のホームページには、今後の応募時の参考として、事業概要を記載した詳細の公表資料も掲載されている。
それによると、EC(電子商取引)のほかにAIやYouTubeなどを活用した事業戦略が目立つ。事業計画名を見ると、「老舗焼菓子店による独自の新商品開発とEC進出による業態転換の実現」や「自社商品をWebで販売する方法を教えるオンラインスクール事業」、中には「豚専門お一人様焼肉」という計画名もある。
事業再構築補助金を申請する場合、認定支援機関による確認書が必要となるが、第1回の公募に携わった認定支援機関を見ると、金融機関や商工会議所のほか、多くの税理士法人の名称が並んでいる。
現在、第2回の申請の受付を7月2日18:00まで受け付けている。第2回公募締め切り後、さらに3回程度の公募を予定しているので、申請を検討している事業者はチェックしておきたい。
なお、通常枠、卒業枠、グローバルV字回復枠については、令和3年6月18日に採択結果を公表する予定だ。
採択結果や事業概要の資料が掲載されている事業再構築補助金事務局のホームページはこちら。