2年度の税理士試験受験申込者は3万5135人 減少に歯止めかからず
2020/07/29
国税庁はこのほど、令和2年度(第70回)税理士試験の受験申込者数を公表した。
それによると、受験申込者数は前年度から1566人減少の3万5135人。過去の受験申込者数を見ると、平成24年度は5万8453人、25年度5万5332人、26年度4万9876人、27年度4万7145人、28年度4万4044人、29年度4万1242人と毎年減少。30年度には3万8525人と4万人を割り込み、令和2年度も減少に歯止めはかからなかった。税理士試験の受験申込者数は7年間で2万人以上減少したことになる。
科目別の受験申込者数を見ても、前年の5万5880人から1579人減少の5万4301人となっている。前年度よりも受験申込者数が前年度を上回った科目は、財務諸表論(1万2755人、前年度比6人増)と国税徴収法(2857人、同157人増)、住民税(632人、同2人増)、固定資産税(1443人、同86人増)の4科目だった。
令和2年度税理士試験の試験日は、8月18日(火)~8月20日(木)の3日間。初日は、簿記論、財務諸表論、消費税法または酒税法。2日目は、法人税法、相続税法、所得税法。3日目は、固定資産税、国税徴収法、住民税または事業税の試験が行われる。合格発表は、令和2年12月18日(金)を予定している。
なお、7月22日に政府から発表された大規模イベントの人数制限緩和延長決定を受けて、 現在、令和2年度税理士試験の試験場のうち、受験者が5,000 人を超える見込みである千葉県の「幕張メッセ」会場については、一部の受験者の試験場を変更する方向で調整を進めている。今後、試験場の変更が確定した場合には、国税庁のホームページに掲載するとともに、該当する受験者に対して8月上旬を目途に改めて受験票を郵送するとしている。