民間平均給与458万円で２年連続の上昇
2023/10/02
国税庁が公表した「令和４年分民間給与実態統計調査結果」によると、１年を通じて勤務した給与所得者数は前年より60万人減少の5078万人。平均給与は458万円で前年より11万9000円多く、２年連続の上昇となった。
男女別では、男性が563万円で前年より13万7千円の増加。女性は314万円で前年より11万9千円増加した。
１年を通じて勤務した給与所得者の平均賞与は、前年より２万9千円増えて72万円。男女別では男性が92万円、女性が44万円。いずれも前年より３万1千円の上昇となった。
雇用形態別で見ると、正社員の平均給与は前年より7万6千円多い523万円、パートやアルバイトなど正社員以外は前年より５万５千円増えて201万円となっている。
業種別でみると、平均給与が最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の約747万円で、「金融業、保険業」約656万円、「情報通信業」約632万円と続く。一方、最も低いのは「宿泊業、飲食サービス業」の約268万円で、次いで「農林水産・鉱業」約337万円、「サービス業」約377万円となった。
なお、１年を通じて勤務した給与所得者のうち、源泉徴収により所得税を納税している者は4360万人、その割合は85.９％（前年比0.4ポイント増）だった。また、その税額は11兆7742億円で前年より6024億円の増加となった。
