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ペットの犬が他人を噛んでしまったら?

2024/03/05

 最近、ペットの犬が逃げ出し、12人の住民を噛んでしまったというニュースが話題になりました。被害は子供から大人まで咬まれたことにより軽傷、また散歩中の小型犬1頭が咬まれて亡くなってしまったそうです。

 環境省の資料によると、犬の咬傷による飼い主・家族以外の人への被害件数は毎年4000件にも上っています。過去には死亡するケースもあり、損害賠償額は数千万円単位になることも。今回のように他人が飼っている犬を死亡させてしまった場合にも損害賠償が発生することもあります。

 そのような時に対応できる保険が「個人賠償責任保険」です!

 個人賠償責任保険は、基本的に日常生活において自身やその家族の過失から他人にケガをさせてしまった場合や、他人のモノを壊してしまった時に発生する損害賠償金の支払いに備える保険です。

 個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険、傷害保険に特約として付帯されていることが多く、クレジットカードに自動付帯や追加オプションという形でカバーされている場合もあります。被保険者の範囲は「生計を共にする同居の親族」と「生計を共にする別居の未婚(過去に婚姻歴がないこと)の子」が含まれますので、世帯主1名が契約していれば問題ありません。

 参考までに、補償の対象となる事例の一部としては以下になります。
・買い物中に店の商品を落として割ってしまった
・子供が駐車場に停めてあった他人の車に傷をつけてしまった
・自転車走行中に歩行者にぶつかりケガを負わせてしまった
・ベランダの植物を誤って道路に落としてしまい、歩行者にケガを負わせてしまった

 私もシニア犬ですが動物を飼っていますので、他人に迷惑をかけないように飼い主として責任ある行動をとるように心掛けており、個人賠償責任保険にも加入しています。皆さんも加入されている保険等に個人賠償責任保険が特約として付帯されているか、補償内容を一度確認してみてはいかがでしょうか。

執筆/元保険営業担当U

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