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マラソン塾

Vol.41 休むことも練習の1つ

2018/06/22

 今日のテーマは『休むことも練習の1つ』。久しぶりにマラソン塾っぽい?テーマとなります。自分自身、意識はするものの中々難しいテーマですが、自戒の意味も込めて整理できればと思います。

<仕事でも、スポーツでも、何よりランニングでも>
 疲れているけど、休んでしまうと・・・

 ○目標が達成できない
 ○ライバルに差をつけられる
 ○その分を取り返すのに何日もかかってしまう。

 そういう観念に縛られていませんか?何より、当の私自身が大いに縛られがちです。休養は取り方により、肉体的にも、精神的にもいい影響をもたらしてくれます。

「休養により仕事の生産性が上がる」といった記事もあれば、
「一流のスポーツ選手はしっかり休んでいる」という記事もあります。

 そのとき頑張ったとしても、効果として現れなければ意味がなく、むしろ頑張りが疲労を蓄積させるだけということにもなりかねません。やはり休むべき時にしっかり休む、ということが重要です。

<大きな故障の前にはサインがある>
 ランニングの場合は、突発的な「怪我」というよりも、蓄積された疲労をもとに「故障」が発生するケースが多いものです。そのため、休むべきときに休むことで、大きな故障に繋がることを防ぐことができます。

 ちなみに私は現在、右ももの裏側(ハムストリング)を故障中です。これも練習中、徐々に右ももの裏側が張ってくるなか、練習効果を上げるべくペースアップして走り終えたところに発生しました。「なるべくしてなった」結果と反省しています。

 これはどの箇所でも同じで、膝に違和感があるのに頑張って大きな故障になった、足首に違和感があるのに走って歩けないくらいになった等、様々なケースがあるでしょう。大事なことはそのサインに気付き、適切に対応すること。

 ○途中までやってきたので最後まで走りたい
 ○今日しか時間がないのでやっておきたい

 といった「感情」が壁となりますが、そのときにどれだけ冷静に判断できるかが鍵となります。ここで3日休むことで1ヶ月続くかもしれない大きな故障を防げる、そういった判断ができるようになりたいですね。

<故障明けのランニングこそ要注意>
 
そして故障から回復し、再び走り始める段階でも注意が必要です。


 まず故障中は身体のバランスが崩れているもの。私自身を例にとれば、右太ももが故障で使えていない状況のため、右ふくらはぎや左太ももに負担の掛かる走り方になってしまっています。

「走ることで悪化するような状態」で走らないのは当然ですが、
「走っても問題なくなった状態」においても、一気に質・量を上げてはいけません。

 負担の掛かっている箇所の張りをチェックしながら、まずはゆっくりジョギング、次に速めのジョギング、その次に短い距離だけペースを上げてみる等、段階を経て戻していくことが重要です。ここで無理をすれば、故障が再発、ずるずると長引く結果となります。久しく走れなかった思いをぶつけたいところですが、はやる気持ちを抑えることもポイントですね。

<休むほうが勇気がいる>
 
日本人はまじめで勤勉、頑張ることが美徳と思われがちですが、定期的、あるいは状況に応じて休むことが成功のためには不可欠です。休むことは、実は勇気がいること。惰性で練習を続けている方が楽なことなのです。


 ランニングについても、あるいはお仕事についても、ぜひそのことを意識した上で取り組んでいきたいところですね。

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