北海道倶知安町に「宿泊税」 宿泊料金の定率2%徴収
2019/04/24
総務省は4月19日、北海道倶知安町から協議のあった法定外目的税(宿泊税)について同意した。
倶知安町は、北海道でもスキーや温泉で人気のあるニセコエリアがあるところで、今回の宿泊税は、世界に誇れるリゾート地として発展していくことを目指し、地域の魅力を高めるとともに、観光の振興を図る施策に使われる。
課税対象者は、倶知安町内に所在するホテル、旅館、民宿、ペンションのほか、民泊の宿泊客も対象。東京都や大阪府は、宿泊料金に応じた定額制を採用しているが、倶知安町では1泊につき素泊まり料金の2%を徴収する。定率制の宿泊税は全国初で、宿泊料金が高額であれば、より多くの負担となる。
倶知安町では、宿泊税の収入について初年度は約2億7300万円、平年度は約3億8000万円を見込んでいる。
なお、修学旅行や学校行事などで利用する生徒や引率者、倶知安町内で職場体験を行う者には適用しない。