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個人型確定拠出年金「iDeCo」 加入者が100万人を突破

2018/10/12

 厚生労働省はこのほど、個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo、イデコ)の加入者数が、今年8月末時点で100万9766人となり、100万人を突破したことを公表した。

 「iDeCo」は、平成13年に施行された確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度。加入は任意で、自分で申し込み、自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができる。

 人気の理由のひとつとして、「iDeCo」の税制上の優遇措置が挙げられる。「iDeCo」の掛金は全額所得控除で、運用益も非課税。さらに、受取方法は年金または一時金で選択することが可能で、年金として受け取る場合は公的年金等控除、一時金の場合は退職所得控除の対象となる。

 また、平成29年1月から、基本的に20歳以上60歳未満のすべての人が加入できるようになったことも加入者の増加に繋がっている。

 なお、今年5月からは、企業年金を実施していない中小企業(従業員数100人以下)において、「iDeCo」に加入している従業員の加入者掛金に対し、事業主が掛金を上乗せ(追加)して拠出することができる「中小事業主掛金納付制度」がスタート。今年8月には、その愛称が「iDeCo+」(イデコプラス)に決定するなど、しばらくは「iDeCo」ブームが続きそうだ。

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