日本の「伝統的酒造り」 ユネスコの無形文化遺産に登録
2024/12/10
パラグアイにて開かれたユネスコ無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会において、日本が提案した日本酒や焼酎、泡盛といった「伝統的酒造り」の代表一覧表記載に関する審議が行われ、日本時間令和6年12月5日、「記載」との決議がなされ、ユネスコ無形文化遺産への登録が決定した。
文化庁によると、日本の無形文化遺産登録は2008年の「能楽」、「人形浄瑠璃文楽」、「歌舞伎」の登録から始まり、今回の「伝統的酒作り」で23件目の登録となる。
今回の登録を受けて、奥達雄国税庁長官が、「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録に当たって次のコメントを出している。
「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは、酒類業を所管する国税庁としても大変喜ばしいことと考えております。
「伝統的酒造り」は、杜氏・蔵人等が、こうじ菌を用い、日本各地の気候風土に合わせて、経験に基づき築き上げてきた、世界に誇れる酒造り技術です。
国税庁としては、この登録を契機に、国内のみならず海外の方にも「伝統的酒造り」の歴史や文化の豊かさを知っていただき、海外への更なる展開も含め、酒類業の振興に取り組んでまいります。