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飲食店による期限付種類小売業免許の活用事例を公表

2020/06/11

 国税庁はこのほど、「料飲店等期限付酒類小売業免許の活用事例」をホームページ上に公表した。

 現在、国税庁では新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店が酒類のテイクアウト販売を新たに行おうとする場合、一般の酒類小売業免許とは別に「料飲店等期限付酒類小売業免許」を設け、簡素かつ迅速な手続で免許を付与している。4月10日から申請を受け付け、これまでに免許を付与した飲食店は全国で2万件を超えている。

 今回の活用事例は、酒類のテイクアウト販売を行う飲食店にとって参考となるように、また、飲食店による酒類のテイクアウト販売を一般にも広く知ってもらうことを目的にまとめられたものだ。

 事例は8つ紹介されている。例えば、こだわりの日本酒を提供する日本酒バーAでは、日本酒に合うアテを入れた日替わりのテイクアウトメニューを販売。周辺地域であればデリバリーにも対応。日本酒も日替わりで、珍しい銘柄などから厳選し、1合カップから用意。マイボトル購入または持参で割引も行っている。

 フランス料理店Bでは、こだわりの日本ワインを豊富にそろえ、料理に合わせたおすすめの日本ワインのテイクアウト販売を開始。日本ワインとのペアリングにより、料理のみのテイクアウトより売り上げが増加している。
 
 また、高級和食店Cでは、全7皿のコース料理と5種の酒類のペアリングをテイクアウトで販売。一定区域内でデリバリーも行い、酒類は日本酒、ワインの小瓶や和カクテルのキットを提供。自宅で店舗以上の体験ができるよう、店の雰囲気、料理・酒類の説明、仕込・調理・盛り付けシーンを体験できる購入者限定サイトを特設している。

 料飲店等期限付酒類小売業免許の活用事例はこちら

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