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2年度税理士試験の合格者648人 受験者数は前年度から3106人減少

2020/12/25

 国税庁はこのほど、令和2年度(第70回)税理士試験結果を公表した。合格者数は前年度より101人少ない648人(内、女性158人)だった。受験者数は2万6673人(内、女性6703人)で、前年度より3106人減少した。税理士試験の受験者数は減少傾向にあり、平成27年度の3万8175人から5年間で1万1502人も減少している。

 令和2年度試験の一部科目合格者は4754人(内:女性1385人)。合格者648人を合わせた合格率は20.3%で、前年度の18.1%から2.2ポイント上昇した。

 科目別に合格者数を見てみると、「簿記論」の合格者は2429人、合格率は前年度より5.2ポイント上昇の22.6%。「財務諸表論」の合格者は1630人、合格率は前年度から0.1ポイント上昇の19.0%だった。

 そのほか、「所得税法」は合格者173人(合格率12.0%)。「法人税法」は合格者588人(同16.1%)。「相続税法」は合格者264人(同10.6%)。「消費税法」は合格者782人( 同12.5%)となっている。最も合格率が高かったのは住民税の19.0%(合格者78人)。

 税理士試験の合格状況を年齢別に見てみると、41歳以上の合格者が247人(受験者数1万105人)と最も多く、次いで36~40歳が136人(受験者数4343人)、31~35歳が126人(受験者数4619人)、26~30歳が96人(受験者数3890人)、25歳以下は43人(受験者数3716人)となった。

 なお、次回の第71回税理士試験は、2021年8月17日(火)から同年8月19日(木)の日程で実施することを予定している(日程については今後変更する場合がある)。合格発表は2021年12月17日(金)を予定。

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