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5年度税理士試験 受験者数は前年度から4040人増

2023/12/22

 国税庁はこのほど、令和5年度(第73回)税理士試験結果を公表した。合格者数は前年度より20人少ない600人(内、女性141人)だった。

 税理士試験の受験者数は減少傾向にあり、平成27年度の3万8175人から5年間で約1万1千人減少したが、令和3年度は前年度より受験者数が626人増加。令和4年度は前年度より1554人増加。そして、令和5年度の受験者数は3万2893件(内、女性9236件)で、前年度より4040人増加と大きく回復し、3年連続の増加となった。

 令和5年度試験の一部科目合格者は6525人(内:女性1978人)。合格者600人を合わせた合格率は21.7%で、前年度の19.5%から2.2ポイント上がった。

 科目別に合格者数を見てみると、「簿記論」の合格者は2794人、合格率は前年度より5.6ポイントダウンの17.4%となった。一方、「財務諸表論」の合格者は3726人で、合格率は前年度から13.3ポイント上昇の28.1%で、すべての科目の中で合格率が一番高かった。

 そのほか、「所得税法」は合格者166人(合格率13.8%)、「法人税法」は合格者497人(同14.0%)。「相続税法」は合格者282人(同11.6%)。「消費税法」は合格者802人( 同11.9%)となっている。

 税理士試験の合格状況を年齢別に見てみると、41歳以上の合格者が269人(受験者数1万1362人)と最も多く、次いで31~35歳が107人(同4973人)、36~40歳が97人(同4619人)、26~30歳が74人(同4916人)、21~25歳以下は53人(同5695人)となった。20歳以下の合格者は0人(同1328人)だったが、一部科目合格者は481人で、合格率は36.2%と3割を超えている。


 次回の第74回税理士試験は、令和6年8月6日(火)から同年8月8日(木)の日程で実施することを予定している(日程については今後変更する場合がある)。合格発表は令和6年11月29日(金)。なお、次回は受験申込受付期間が例年の日程より前倒しとなっているので注意したい(受付開始:令和6年4月22日、受付締切:令和6年5月10日)。

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