ご自身や大切な人ががんと診断された時、相談できる人はいますか?(下)
2024/02/01
前回は、がんに罹患された方のお悩みを一緒に整理し、緩和・解消をサポートする「アフラックのよりそうがん相談サポート」の主な特徴をお伝えしました。今回は、よりそうがん相談サポーターの看護師・西條陽子さんの声をお届けします。(前回の内容はこちら)
よりそうがん相談サポーターの声
道に迷った時に小さな光をともす道標のような存在でありたい
看護師 西條 陽子 氏
・どのような方からのご相談が多いですか?
がんの状況としては、診断前から診断直後、再発治療をしている方など様々な方からご相談を受けますが、お悩みは一つではなく、複合的なケースが多いように感じます。例えば、再発治療をされている方だと、治療や予後への不安、仕事継続への想い、長引く治療の費用負担などの悩みが絡み合っている。ただ、ご自身はそんな悩みに対して、「この先どうしたらいいのかな」「どうしたらいいのかわからなくなった」という一言で表現されるんです。そのため、抱えている問題を一つひとつ紐解きながら、問題を認識していただくことを心がけています。そのために大切なのは、とにかくお話をすること。最初は自分の話をすることに抵抗のある方も、何度も話すうちに頼りにしてくださったり、関係性を築けた時はとても嬉しいです。
・お金や治療のこと以外にはどんなご相談がありますか?
治療がすでに完結された経過観察中の方からもご相談いただくことがあります。「再発したらどうしよう」「転移したらどうしよう」という不安が常につきまとうので、定期受診前のタイミングでご連絡をいただいて、受診が終わると「何もなかった。大丈夫だったよ」と、安心した声でお電話をくださるんです。がん相談サポーターとしてはその都度心配な気持ちを受け止め、結果が出れば一緒に安堵する。誰かとつながっていること、一緒に悲しみや喜びを共有できる相手がいる事実が精神的な安定につながるケースは少なくありません。「継続して関わり続けること」も大切な役割の一つとしてとらえています。これは利用回数に制限のない、アフラックのよりそうがん相談サポートならではの支援であり、強みだと思っています。
・ご相談を受ける際に心がけていることは何ですか?
がん相談サポーターは主に電話でご相談を受けるので、相手の表情や仕草、態度から心理を読み取ることはできません。声だけが頼りのコミュニケーションになるので、ご相談者様が伝えてくださった気持ちや伝えたいことをきちんと理解していることを、自分の言葉ではっきりと伝えるように心がけています。押しつけにならないように配慮は必要ですが、一般的な説明の他に、自分自身の経験や知識をもとに考えたことや個人的な想いも「アイメッセージ」として、「私はこう思います」と相手にお伝えする。そうすると最初は距離があったご相談者様とも徐々に距離が近づいていく感覚が得られるんです。
・がんに関する不安や悩みを抱える方にどんなことを伝えたいですか?
いつ相談したらいいのか、どんなことを話せばいいのか、漠然とした悩みで具体的には話せないからと、受話器を持つ前に悩まれてしまう方がご相談者様の中にはいらっしゃいます。むしろそういった時こそ、私たちにご相談いただくタイミングだと思っています。「どんなことを話したらいいかわからないけれど電話したよ」と、私たちにお話いただけると嬉しいです。
患者様はもちろんのこと、支えるご家族様※にもぜひご利用いただきたい。近くでサポートできる方、遠方から後方支援される方、患者様との関係性や物理的距離によってもお悩みやサポート方法は異なります。患者様のために何ができるのか、何が必要かを一緒に考えていくこともアフラックのよりそうがん相談サポーターの役割です。
これまでご相談をいただいた多くの方より、「がんと対峙して、目の前が真っ暗になった。暗闇の中でどう進めばよいかわからなくなりました」と、お伺いすることがありました。私たちがん相談サポーターは、患者様が歩むべき道をご自身で見つけられるように、足元をそっと小さな光をともせるような存在でありたいです。
※アフラックのよりそうがん相談サポートは、Hatch Healthcare株式会社が提供するサービスであり、アフラックの提供する保険またはサービスではありません。
※サービスの詳細は、アフラックオフィシャルホームページhttps://www.aflac.co.jp/keiyaku/gansoudansupport.htmlにてご確認ください。
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