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インタビューInterview

好きな時間に何度も視聴できる『オンデマンド研修』でスキルアップ

2019/05/15

多田 恭章 税理士・社会保険労務士

――インターネット研修を頻繁に受講されているとお聞きしました。
 会場型の研修会も受講していますが、平日の昼間は仕事の都合で参加できないことも多く、また、研修会場が遠い場合、移動時間を含めると半日以上潰れてしまいます。その点、インターネット研修は、自宅や事務所にいながら受講できますので非常に便利です。


――主にどのようなテーマを受講されていますか。
 国税局や国税庁で国際税務を長年担当してきましたが、税理士となった今でも、その分野における自己研さんは積極的に行っています。日税連や税理士会のマルチメディア研修もよく視聴していますが、日税ビジネスサービスが主催する『日税フォーラム』は、国際税務の基本編から応用編までテーマが充実していますので、開催予定の研修会をいつもチェックしています。『日税フォーラム』には、研修会を生中継するライブ配信もありますが、私は使い勝手の良いオンデマンド研修を利用することが多いです。


――使い勝手の良さを感じるところは?
 やはり好きな時間に受講できるのが一番のメリットですね。休日などにゆっくり視聴できますし、3時間研修であれば午前中に1時間、夕方に2時間受講するなど、自分の予定に合わせてフレキシブルに時間を使うことが可能です。気になるところは何度も巻き戻すことができるもの便利な点です。眠くなれば一旦ビデオを止めればよいので、居眠りをして講師の話を聴き逃すこともありませんね。


――多田先生でも基本的なことを勉強されるのでしょうか。
 国際税務といっても範囲が広く、私が担当していたのは主に移転価格税制でしたので、その他のテーマの研修会を受講するたびに新しい発見があります。先日も非居住者をテーマにした研修を視聴しましたが、「なるほど」と気付かされることがありました。


――年間36時間の研修受講が義務化となり、インターネット研修の受講者も増えてきそうですね。
 会場受講だけで年間36時間をクリアするのは容易ではないかもしれませんが、インターネット研修を利用すればハードルはさほど高くないと思います。私自身も会場受講やネット受講を合わせて年間36時間以上は研修を受けていますが、それは新しい知識やノウハウを吸収するためであり、とくに義務という意識はありません。研修会のテーマによっては、税理士会の単位にならないものもありますが、興味があれば受講しています。


――最後に、今後の研修テーマとしてリクエストがあればお聞かせください。
 税理士はそれぞれ得意分野が異なりますので、例えば、相続税の基本を身に付けたいというニーズもあるのではないでしょうか。税理士会の研修会は、内容が専門的で高度なものが多いように感じますので、例えば『日税フォーラム』で各税目の基本編や申告書の書き方など実務的なものをラインナップに加えていただけると、利便性も向上するのではないでしょうか。

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