事業承継補助金の公募開始 経営革新などに挑戦する後継者を応援!
2018/05/08
先代経営者からの事業承継をきっかけに、顧客からの要望を踏まえ、従来とは違った商品構成の店を出店することで、新たな顧客層を開拓して売上を増加させる――。このように、後継者が新しいことにチャレンジするケースは少なくない。
そんな後継者を応援する平成29年度補正予算「事業承継補助金(後継者承継支援型~経営者交代タイプ~)」(Ⅰ型)の公募がスタートした。
これは、地域経済に貢献する中小企業者が、事業承継(事業再編、事業統合を除く)をきっかけに、経営革新や事業転換などを新しい取組みについて、その経費の一部を補助するもの。
事業承継をきっかけに経営革新等に取り組む場合、補助上限額は200万円。事業転換に挑戦する場合、経営革新にともなう補助額最大200万円に加えて、廃業費用として最大300万円が上乗せとなる(いずれも個人事業主を含む小規模企業者は補助率2/3、それ以外の者は1/2)。
対象者は、①平成27年4月1日から補助事業期間完了日(最長平成30年12月31日)までの間に事業承継(代表者の交代)を行った又は行うこと、②取引関係や雇用によって地域に貢献する中小企業であること、③経営革新や事業転換などの新たな取組を行うこと――を満たしている者。
後継者の要件として、一定程度の知識や経験を有していることが必要となる。また、新たな取組みについて認定支援機関の確認を受け、認定支援機関は事業実施期間中、中小企業者の取組みを支援することが求められる。
募集期間は平成30年6月8日(金)まで。なお、事業再編・事業統合支援型(Ⅱ型)については、7月上旬に公募開始を予定している。
同補助金の詳細はこちら。