日税グループは、税理士先生の情報収集をお手伝いします。日税ジャーナルオンライン

MENU

税務ニュースTaxation Business News

所得税確定申告 690万人が自宅からe-Tax

2024/06/27

 国税庁はこのほど、令和5年分の所得税等の確定申告におけるe-Tax利用状況等を公表した。

 それによるとe-Taxを利用して所得税等の確定申告書を提出した人は1604万6千人(前年比7.3%増)で、前年分より109万8千人の増加。所得税等の確定申告書を提出した2324万人のうち約7割がe-Taxで申告をしたことになる。

 国税庁HP『確定申告書等作成コーナー』や各種会計ソフトを利用して、自宅からe-Taxで申告書を提出した人は前年分から98万6千人増加の690万5千人(同16.7%増)となり、全体の3割が自宅からe-Taxで申告している。

 自宅からスマホを利用してe-Taxで申告した人は316万2千人(同27.0%増)で、前年分から67万2千人増加した。自宅からスマホを利用して申告した人の推移をみると、令和元年分は47万3千人、同2年分は101万8千人、同3年分は152万8千人、同4年分は249万人、同5年分は316万人となっており、スマホを利用した申告が大きく伸びていることが分かる。

 自宅からe-Taxで申告書を提出した人のうち、マイナンバーカードを利用した人は485万1千人(約7割)で、令和元年分の約8倍に増加した。特に、マイナンバーカードを利用してスマホから申告した人は244万7千人で、令和元年分の約41倍に増加している。

 このほか、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、マイナポータル経由で控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、申告書の該当項目へ自動入力する機能を令和2年分から導入しているが、このマイナポータル連携を利用して控除証明書等を取得した人は190万9千人(同45.0%)で、前年分から59万2千人増加した。

PAGE TOP