租税・社会保障を合わせた国民負担率 平成31年度は42.8%
2019/03/14
財務省はこのほど、平成31年度の国民負担率が前年度の負担率と比べて横ばいの42.8%になる見通しであることを公表した。
国民負担率とは、個人・法人を含めた国民全体の所得総額である国民所得に対し、租税負担と社会保障負担が占める割合を示したもの。平成25年度までは30%台で推移してきたが、26年度以降は40%を超え、31年度は42.8%となった(過去最高は29年度の42.9%)。
31年度の国民負担率の内訳は、租税負担率は25.4%(国税15.7%、地方税9.7%)、社会保障負担率が17.4%。なお、国民負担率に財政赤字を足した潜在的な国民負担率は48.2%となっている。
国民負担率と潜在的な国民負担率の国際比較(2016年度のデータ)は以下のとおり。
日本 国民負担率:42.8% 潜在的な国民負担率:49.1%
フランス 国民負担率:67.2% 潜在的な国民負担率:72.2%
スウェーデン 国民負担率:58.8% 潜在的な国民負担率:58.8%
ドイツ 国民負担率:53.4% 潜在的な国民負担率:53.4%
イギリス 国民負担率:46.9% 潜在的な国民負担率:50.9%
アメリカ 国民負担率:33.1% 潜在的な国民負担率:37.7%