平成29年度法人税の申告所得金額は過去最高70兆7677億円
2018/10/22
国税庁はこのほど、平成29事務年度の法人税等の申告(課税)事績の概要を公表した。
それによると、平成29年度における法人税の申告件数は289万6千件で、その申告所得金額の総額は前年対比7兆2928億円(11.5%)増加の70兆7677億円。これで8年連続の増加となり、申告所得金額は過去最高となった。申告税額の総額は、前年対比1兆2357億円(11.0%)増加の12兆4730億円。
黒字申告割合は34.2%と、前年度に比べて1.0ポイント上昇。これで7年連続の上昇だ。一方、申告欠損金額は13兆7101億円で前年対比1兆7939億円(15.1%)増加。赤字申告1件当たりの欠損金額は719万4千円で前年対比15.3%の増加となった。
平成29年事務年度における源泉所得税等の税額は18兆1517億円で、前年対比1兆1138億円(6.5%)増加し、2年ぶりの増加となった。主な所得についてみると、給与所得の税額は3602億円(3.4%)増加、配当所得の税額は3485億円(8.9%)増加している。