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税務の勘所Vital Point of Tax

遺品整理はプロにおまかせ! 高齢者の“終活”による生前予約も

2018/08/31

 国立社会保障・人口問題研究所によると、日本の総人口に対する高齢化率(65歳以上人口割合)は、2025年に30.3%、2035年には33.4%となり、3人に1人が高齢者という時代に突入する。

 一方で、高齢化が進むにつれて、被相続人(亡くなった方)の数も年々増加傾向にある。被相続人数は、平成15年に初めて100万人を超え(約101万人)、平成28年には130万人を超えて過去最高となった。

 相続が発生すると、葬儀の準備や役所への手続きなど相続人がすべきことはたくさんあるが、その中でも想像以上に大変なのが「遺品整理」だ。遺品整理は、荷物を整理するだけでなく、遺族の気持ちを整理するためにも大切な時間といえるが、悲しみの中でどうしても感傷的になってしまい、なかなか手を付けられないという人もいる。

 また、あまりの荷物の多さに、どこから手を付けていいのか分からず、途方に暮れてしまうケースもある。特に、体力的にも精神的にも大きな負担となるのが、被相続人が遠方に住んでいた場合だ。休日に訪れて片付けようとしても、家財道具などをすべて整理するまでには時間がかかるもの。そのため、しだいに足が遠のくようになり、空き家として放置するケースも少なくない。

 逆に、「遺品整理は気持ちが落ち着いてから…」などとゆっくりできないのが、被相続人が賃貸物件に住んでいた場合だ。退去手続きをしないと家賃が発生するほか、退去日が決まれば、それまでにすべての荷物を片付けなければならない。

遺品整理をプロがサポート
 
 こうした中、外部の遺品整理サービスを利用するケースが増えている。関西、関東、中部エリアなどで遺品整理を中心に「おかたづけ事業」を展開する株式会社リリーフ(代表取締役社長=赤澤正人氏)もそのひとつ。同社には、年間1500件の片づけの依頼が寄せられているという。


 被相続人の遺品の中には、大切に残しておきたいものもあれば、処分したいものもある。そこで同社では、依頼人の立会いのもと、遺品をひとつずつ丁寧に確認しながら、仕分けや整理作業を進めている。遺品の片づけだけでなく、ハウスクリーニングや消臭・消毒、仏壇の供養・処分、遺品の買取りなどもワンストップで対応。ゴミの複雑な分別ルールは市区町村によって異なるが、リリーフ社は一般・産業廃棄物処理事業を柱とするホールディング会社の子会社のため、プロに安心して荷物の処分を任せることができる。

 最近は、相続人たちに遺品整理で迷惑をかけたくないとの思いから、高齢者が“終活”の一環として自身の遺品整理について、生前に希望する内容で予約しておく「生前予約プラン」の依頼も増えているそうだ。また、高齢者の住まいに荷物が多いと転倒などの危険があるため、高齢者が過ごしやすい空間を作る「住空間整理サービス」や、介護施設への入居や不動産売買にともなう「不用品整理サービス」などの依頼も多いという。

 国内の高齢化率が高まる中、こうした遺品整理や生前整理のサポートは、今後さらに注目を集めそうだ。

遺品整理に関するお困りごとは…

㈱リリーフ TEL
0120-112-089

※日税グループの日税不動産情報センターからリリーフ社をご紹介することもできます。
 是非、お気軽にお問い合わせください!

㈱日税不動産情報センター TEL03-3346-2220

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